山形県が中心となって組織された 「山形県奥羽・羽越新幹線整備実現同盟」 は、フル規格奥羽新幹線と羽越新幹線の実現を目指しています!
現在JR東が導入している新幹線は、ミニ新幹線と呼ばれるもので130km/hまでしか出せません。 フル規格だと200km/h以上のスピードを出すことができ、東京山形間を2時間30分で結ぶことができます。
奥羽・羽越新幹線とは?
奥羽新幹線とは、福島市から秋田市までをつなぐ構想上の新幹線です。羽越新幹線も同様に構想上で、富山市から青森市までをつなぐ新幹線です。
この構想は昭和48年に全国新幹線鉄道整備法に基づいて、政府の基本計画に位置づけられているものです。2016年になってほかの整備新幹線の開業に目処がついてきたため山形県を事務局として沿線6県とプロジェクトチームを立ち上げています。
経路
奥羽新幹線は福島ー山形ー秋田市の内陸を結ぶ経路になります。対して羽越新幹線は富山ー新潟ー山形県庄内地方ー秋田県ー新青森の日本海をつなぐ形になります。
構想段階の経路であるため正確ではないですが、山形と秋田県の人口密集地全域をカバーするような配置です。
どのくらい早くなる?
奥羽新幹線の場合、本来山形新幹線よりも約30分早くなります!(場所によりますが)
羽越新幹線の場合だと、東京ー新潟ー酒田間を2時間30で移動することが可能です。
ミニ規格だと130km/hという特急並しかだせないのを200km/h以上まで上げることができます。
いつできる?
計画の見込みすら未だないため、まだまだ先になりそうです。未定です。
いまはまだ昭和47年の基本計画で策定された新幹線を整備しているため、昭和48年の基本計画の新幹線は整備されません。 昭和47年の新幹線が終わった後に作られる可能性があります。
現在「北海道新幹線」の新函館北斗ー札幌間と、「北陸新幹線」の金沢ー大阪間、「九州新幹線」の武雄温泉ー長崎間がまだ完成していません!
このままいくと2040年近くまで工事が続く予定です。
これだけの新幹線がまだ未着工であるため、一番早く整備してもらえるようにアピールする必要があります。
なぜ作る?
公式が発表している主な理由は4つあります。
- 所要時間の短縮
- 交流人口の拡大
- 地域産業の活性化
- 安全安定輸送
カバーできる人口が増える+所要時間を短縮できる=地域産業の活性化
につながると思います。ほかには安定して輸送するために高架化が必要です。
ミニ新幹線は在来線を走りますが、フル規格新幹線だと高架を走ることになります。踏切での自殺や遅延が減ります!
人が少ないから不要?実現は可能?
実現する可能性はあると思います。ほかの新幹線より早いか遅いかです。
沿線人口が少ないため、利益が乏しい両新幹線は早期での実現難しいと思いますが、県のアピールや準備次第で見方が変わります。今のところ四国新幹線がライバルになりそうですね。
これからも動向を追っていきます。
まとめ
- 奥羽新幹線は福島市から秋田市まで、羽越新幹線は富山市から青森市までをつなぐ新幹線
- 山形東京間を30分短縮できる
- アピール次第で早期実現可能?
参考
- 山形県企画振興部総合交通政策課, 山形県奥羽・羽越新幹線整備実現同盟, https://www.ou-uetsu-shinkansen.jp/ , 閲覧日2020.02.19
- 東洋経済新聞社, 東洋経済オンライン 「次の新幹線はどこに?」熱を帯びる誘致合戦, https://toyokeizai.net/articles/-/207148?page=3 , 閲覧日2020.02.19
- 植村誠, 朝日新聞社, 2019.12.09, 新幹線と同じ線路を走る!?「ミニ新幹線」区間の在来線電車とは, https://dot.asahi.com/dot/2019110500102.html , 閲覧日2020.02.19
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