【2020年3月】山形県の公示地価ランキング!

再開発

2020年3月18日、国土交通省が地価公示を発表しました。

山形県内の住宅地の地価がなんと20年ぶりに上昇したようです!徐々に大都市から波及してきてきたのですが、これからコロナウイルスの影響をかなり受けそうです。

本記事では、令和2年(2020年)の県内の公示地価のランキング周辺都市(東北)の比較も行っています。!

山形県の順位は?

全国47都道府県のランキングでは、山形県の順位は45位です。山形県の住宅地の地価が向上しており、下落幅が小さくなる傾向が見られます。

東北6県の中では4位です。下位には青森県と秋田県が位置しています。

基本的に東北地方は面積が広く他県より人口が分散しているため、人口密度があまり高くないです。それが地価下位の要因のひとつかもしれません。

公示地価とは?

公示地価とは、土地の価格の目安の一つです(他にもあります)。都道府県地価調査とは違うため、調査地点が異なります!

地価公示法に基づき、国土交通省土地鑑定委員会が標準地を選定して、毎年1月1日時点の1㎡当たりの価格を判定し公示するものです。

公示価格は、不動産鑑定士が全国26,000地点について選定を行い、鑑定評価した価格に基づいて判定しています。

県内ランキング

第一位

第一位は山形市七日町です!付近には商業施設が密集しており、近年では再開発計画のおかげで上昇志向です。

調査基準日令和2年1月1日
所在山形県山形市七日町1−2−39
価格(円/㎡)213,000(円/m²)

倒産してしまった大沼デパートも付近にあります。再開発が盛んに行われており、これからの発展が期待できます。また周辺道路の拡幅なども計画されており、周辺全体の地価の上昇する可能性があります。

第二位

第二位は山形市香澄町です!付近には山形駅があり、交通の便は県内で一番良いので納得です。駅前でも再開発が進んでおり、文化施設やホテル開発も盛んです。

調査基準日令和2年1月1日
所在山形県山形市香澄町3−1−7
価格(円/㎡)211,000(円/m²)

駅前付近では、駅周辺の再開発計画が検討されていることや、ホテル開発も行われています。

主要の市町村別ランキング

鶴岡市 第一位

鶴岡市の第一位は鶴岡市末広町です。鶴岡駅より150mの立地ですけど、前年比の下落率が1%近くです。

調査基準日令和2年1月1日
所在山形県鶴岡市末広町6−4
価格(円/㎡)46,400(円/m²)

駅周辺が減少しており、郊外は横ばいの傾向になっています。

酒田市 第一位

酒田市では酒田市中町2丁目が第一位です。酒田駅から約1,400m離れています。
庄内地方では、鶴岡市を抑えて一番高いです!

調査基準日令和2年1月1日
所在山形県酒田市中町2−5−38
価格(円/㎡)54,500(円/m²)

酒田清水屋の近くで、付近には繁華街や市役所があります。しかしこの周辺もまだ下落傾向なので対策が必要です。

新庄市 第一位

第一位は新庄駅から約280mほどのところの地点です!新庄市は全体的に下落幅が大きいので、対策が必要です。

調査基準日令和2年1月1日
所在山形県新庄市沖の町5−7
価格(円/㎡)42,900(円/m²)

駅周辺ではほぼ全域で地価の下落が起きており、深刻です。西口側は昔ながらの商店街が多く、一方で駅東の方ではヨークベニマルやテックランドなどの商業施設があるため二分しそうです。

米沢市 第一位

米沢市一位は門東町です!中心地は城下町であり開発用地が少ないため、地価の下落が続いています。基準地価だと、米沢市春日の方が高く郊外地との差が広がりそうです。

調査基準日令和2年1月1日
所在山形県米沢市門東町3−2−58
価格(円/㎡)47,000(円/m²)

昔ながらの城下町は、道路が狭く大きな開発もできないためこれからも厳しい状況が続きそうです。付近には、商業施設やマンション計画があるため回復する可能性もあります。

天童市 第一位

天童市一位は天童市東本町です!イオンモールなどの開発が郊外で行われているため、全体的に地価は高いのですが、市街地のほうが下がっています。

調査基準日令和2年1月1日
所在山形県天童市東本町1−15−22
価格(円/㎡)56,100(円/m²)

こちらは駅からそんなに離れていないのですが、古い町並みのため開発しづらい可能性があります。

東根市 第一位

第一位はさくらんぼ東根駅前です!近くにはイオンなどのショッピングセンターがあり、子育て世代の移住先として人気です。東根より人口が多い天童市を抑えて、上昇傾向です。

調査基準日令和2年1月1日
所在山形県東根市さくらんぼ駅前2−17−20
価格(円/㎡)62,400(円/m²)

さくらんぼ東根駅周辺の地価は、うまく都市計画通りに上昇しています!いまだ未活用地が多いのと商業施設が集中しているのが起因しているかもしれません。

寒河江市 第一位

第一位は、駅付近の寒河江市本町です!駅周辺では下落傾向が続いています。5万円台を切ってしまいました。

調査基準日令和2年1月1日
所在山形県寒河江市本町2−1−7
価格(円/㎡)49,600(円/m²)

歩行者を意識して整備された道路や駅があるものの、比較的歴史がある飲食店や居酒屋が多く活用できる土地が少ないです。一方西寒河江などの住宅地側では上昇が続いています。

他都市比較コーナー

宮城県 第一位

東北の中では圧倒的に1位です!駅前では百貨店の廃業があったのですが、その跡地活用が地価の向上につながりそうです。

調査基準日令和2年1月1日
所在宮城県仙台市青葉区中央1−10−1
価格(円/㎡)4,020,000(円/m²)

東西線の開通のおかげで、東口の地価がこれから伸びていくと思われます。仙台市の地下が上昇していますが、周辺都市は下落が続いています。格差がこれからさらに大きくなりそうです。

秋田県 第一位

県庁所在地の秋田市中通が一番地価が高い結果になりました。秋田駅前ではJRやホテルなどの再開発が盛んなため、2年連続の上昇です。

調査基準日令和2年1月1日
所在秋田県秋田市中通2−8−1
価格(円/㎡)170,000(円/m²)

駅前には秋田オーパやLoftなどの商業施設が密集しているものの、なかなか地価が上がりづらい状況が続いています。人口減少が著しい秋田県では、秋田市への一極集中が進んでいます。

福島県 第一位

福島市やいわき市を抑えて、郡山市が一番地価が高いです。市内全域で地価が増加おり、東口の活用が可能になった場合、さらに上がりそうです。

調査基準日令和2年1月1日
所在福島県郡山市駅前1−6−6
価格(円/㎡)367,000(円/m²)

福島県では震災以降、回復傾向が続いています。最近は少し落ち着いてきています。

新潟県 第一位

政令指定都市である新潟市が一番高い結果になりました!県内全域で下落傾向が回復しています。

調査基準日令和2年1月1日
所在新潟県新潟市中央区東大通1−2−30
価格(円/㎡)550,000(円/m²)

万代や古町の地価も40万円台でそこも上昇傾向です。北陸甲信越地方では、新幹線効果によってぐいぐい伸びる金沢市に抜かれてました。新潟駅では高架化や改修が行われています。

まとめ

  • 中小都市の駅前は下落傾向
  • 県庁所在地の地価は向上傾向
  • コロナで下落する可能性が高い?

参考文献

  • Google earth, 2020年4月アクセス
  • Google map, 2020年4月アクセス

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